西東京市親子4人死亡事件を考察

母親名義のマンションからは若い男の遺体が。無理心中?殺人事件?
瓜田純士 2025.12.23
誰でも

暮れになるとこの手の哀しいニュースが必ず飛び込んで来る。大抵は不景気で生きていく気力を失った家族が無理心中したり火を放つとかだ。そんな事件が起こるのは12月が一番多い。暗い出来事も翌年に持ち込むより年内に片付けてしまいたいと言う心理が働くのだろう。新年早々放火だ心中だのとあまり聞かない。

このニュースはただの一家心中とは違うとすぐに分かった。

西東京市の住宅で母親(36)と小学生から高校生の息子3人が倒れてるのが見つかりその後死亡した。住宅に外から侵入した形跡はないことから「無理心中」の可能性があるとして捜査が行われていたが数日後この母親の名義のマンションの契約書が見つかる。母親が借りていたと見られる練馬区南田中のマンションに捜査員が尋ねるとクローゼットの中から母親の知人男性(20代)が腹などを数十ヶ所刺されて死んでいたという。

文春オンラインによると父親が存在して、父親が帰宅するとチェーンが掛かっていることを不審に思い警察に通報したことで事件が発覚したとある。

(文春の見出しは紛らわしく「誰もいないはずなのにチェーンが掛かっている」と父親が通報したとあるが、これは家の中に誰も居ないという意味ではなく、父親以外の他人が訪問するわけでもないのにチェーンが掛かってるなんておかしいと言いたいのだろう)

この父親とは別居中だったのかどうかでも変わってくる。

普通に考察すれば母親は父親と別居中に若い男と交際していた。男のために練馬でマンションを借りて男と会う時は練馬のマンションに帰っていた。もしくは若い男では賃貸契約の審査が通らずにその母親が名義を貸していた。もちろん交際関係にあるからだ。

西東京市とあるが田無市も小平市も隣は練馬区なので西武新宿線なら10分で行ける距離。

母親と男が何らかの事情でトラブルに。(男の金銭問題か女絡みか?)強い怨恨のまま男のマンションで男を刺し殺した後に発覚を恐れて自分の子供たちも殺害して自分も死ぬ。たまたま帰宅した父親が通報した(この線が高いと俺は思う)

■父親の犯行だった場合

父親は妻の交際していた若い男の存在を知る。男は妻に金の無心をしながら別の女と腕組みデートなどを目撃する、もしくは妻へのDVなどの相談を聞いてていて強い殺意を抱き母親の契約したマンションまで赴き男を殺害した後に自宅で家族を殺害した後にチェーンを掛けて偽装工作して外から通報。

この線は考えにくいな。若い男に女房を取られたという感情を抱くにしても他でマンションを借りられるなんて母親(妻)と一緒に暮らしていたら気づく筈だしそれぐらいで子供にまで手をかけるとは考え難いので別居していたか家族としては破綻してた。もしくは子供に会いたくて帰った可能性がある。むしろ母親と若い男がどうなろうと父親は子供たちと生きていくことを選択する筈だ。

こんな断片的な情報だけであれこれ推測するのは良くないけど出てる情報だけで推理するとどうしても母親と若い男のトラブルからの心中を考えてしまう。

他の事件を見ても父親以上に母親の方が子供たちを「私の子達」と言う感情が強く、その最後の決断も母が下してしまう傾向が強いような気がする。これは偏見かもしれないけど女性の方が”腹を括る境地”に陥りやすいというか。

もしもこの母親と若い男のもつれが原因だとすれば男の腹を刺した時点で自分も割腹するなり出頭するなりすれば良かったのにと思ってしまう。子供を巻き込む権利がこんなメンヘラにあるのか?

まだ事件の全容が見えてもいないのに母親と決めつけるのは気が早いが

そもそも高校生の息子がいたなら20代の彼氏を作るなんて子供たちになんて説明したのだろうか?子供たちは若い男の存在を知っていたのだろうか?

俺が麗子と一緒になった時子供たちは兄17歳と妹中学生でこの子達に認めてもらう為の努力を本気でしよう、生き方も改めてこの子達が外で義父について聞かれた時に恥ずかしくない男であろうと腹を括ったのを覚えてる。

そしてここまで母親が黒と決めつけて書いてきたが万が一旦那の犯行だったと想定して見てもやはり旦那が女房の不倫に腹を立てて及んだ犯行だとすればあまりに情けないしそんな情けない父親に殺された息子たちがあんまりにもだ。

自分が同じ境遇に立たされたとしても(旦那の犯行と想定して)自分で受け入れられない衝撃やショックを目の当たりにした時にキャパを超える事案なら現実逃避して自分だけどこか海外にでも消えてしまうことを選ぶだろう。自分を捨てて他を選んだ女や何も知らずにすやすや眠る子供たちに手をかけるなんて想像すら及ばない。情けなさと悲しみから飛行機に乗って知らない土地に行き記憶から”それまで”を都合よく消して次の恋人でもできてから、もしくは金回りが良くなった頃を見計らって子供たちを旅行にでも誘ってみたり堂々と回復した状態で帰国するだろう。子供を巻き込むなんてテロリストと変わらないよ。

なんてここまで母親99%父親1%くらいの勝手な考察をしてきたけどもしも真犯人が息子だったら・・

ダメだ。惨たらしい事件だというのにミステリー小説のようでついつい想像が働いてしまう。

(ミステリージャンルが一番売れてるらしい)というのも頷ける。

いずれにしてもはやとちりは良くないので続報を待ちたい。

クリスマスを前にこんな事件哀しすぎる。亡くなった方たちのご冥福を祈ります。

 

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